臨済宗のお仏壇の選び方について
色やサイズや宗派での選び方と注意点を解説します

  • 2016.10.26
  • 2018.09.13

臨済宗

臨済宗と言えば、社会の教科書に載っていた事もあり覚えたという方も多いかもしれません。
そんな臨済宗ですが、元は中国の禅宗五家の1つにあたり、栄西によって日本に広く伝えられる事となった宗派になります。

臨済宗の大きな特徴と言えるのが、五山制度と呼ばれる制度になり、京都の南禅寺を別格上位とし、建長寺を第一位とする鎌倉五山と、天龍寺を第一位とする京都五山の下に、十刹そしてその下に諸山と称される寺院が存在しています。

当時の鎌倉幕府・室町幕府と結び付きが強く、選定された京都五山、鎌倉五山ともに臨済宗の寺院で占められています。

座禅をしつつ、悟りを開くために師から出される公案を解くことで、より悟りへと近づいていくと説かれています。
そんな臨済宗のお仏壇選びについて、今回は解説してみたいと思います。

臨済宗のお仏壇選びの基本と注意点について

それでは臨済宗のお仏壇選びについて解説してみたいと思います。
とは言えども、実際には臨済宗のお仏壇選びで特に何かに注意しなければならないといった点は特にありません。

しいて言うならば、選ぶお仏壇の種類は浄土真宗などで使われる金仏壇は選ばずに、モダン仏壇・唐木仏壇の中から選んでもらえれば全く問題ありません。

一般的にはお仏壇を設置する部屋に合わせて、和室など仏間などであれば唐木仏壇を、リビングなどの洋室に置くのであればモダン仏壇を選ばれる方が多くなっています。

サイズに関しても特に決まりやルールなどはありません。
住んでいる家の環境、置く部屋や置く場所などによって、台付の大きいお仏壇でも、小型の上置タイプのお仏壇でも選んで問題ありません。

臨済宗の宗派は数多くあるので不安なら相談を

ただ、臨済宗と言いつつも、実際には宗派が複数に分かれます。
臨済宗の中でも最大宗派と言われているのが「臨済宗 妙心寺派」になりますが、妙心寺派以外にも、南禅寺派、天龍寺派、相国寺派などなど多数の宗派にわかれます。

そのため、自分の宗派が臨済宗の中でも何の派なのかをしっかりと把握した上で選ぶ事が大切になります。

お仏壇を選ぶ際には臨済宗とひとくくりで特に問題ありませんが、ご本尊や脇侍選びなどに関しては微妙に変わってきたりもするため、注意しましょう。
それでも不安な方は、お近くのお寺などに相談してみると良いでしょう。

また、ショップや通販サイトなどで探す場合、臨済宗とだけ書かれている場合、多くは最大派閥でもある「臨済宗 妙心寺派」を指すことが多くなります。
それ以外の宗派の場合は、事前にスタッフの方に相談などして問題ないかを確認するとより安心です。

とはいえ、基本的にご本尊や脇侍を選ぶのではなくお仏壇選びの場合は、基本的には臨済宗であろうと他の宗派であろうと違いはそこまでありませんので、ほとんどのお仏壇が金仏壇を除けば、全宗派対応になります。

御家族や故人の方の好みや予算に合わせて、自分たちが納得できるお仏壇を選ぶようにしましょう。

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  • 公開日:2016.10.26
  • 更新日:2018.09.13

カテゴリ:臨済宗

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