真宗 大谷派の方向けの仏壇の選び方
種類はどれを選んでも良いけれど金仏壇選びは少し注意
真宗大谷派は、真宗十派と呼ばれている中の1つにあたり、特に浄土真宗 本願寺派の西本願寺派と分けて考える事から、真宗 大谷派は東本願寺派、東派、といった呼び名でも呼ばれている宗派になります。
本山のある東本願寺にちなんでそう呼ばれていますが、実際、東本願寺の前などの通りはお東さんといった呼び名でも親しまれているほどです。
業界の中では東と西と違う事は一般的であっても、一般の方からは浄土真宗という呼び名で覚えている方も多く、うちは浄土真宗なんですけど…と探しにこられる方も多くいます。
今回はそんな浄土真宗の分派の1つ、真宗大谷派の仏壇選びについて解説してみたいと思います。
真宗大谷派と本願寺派での違いに注意
浄土真宗と聞くと、つい名前からして、浄土真宗 本願寺派だと思う方が多くいます。
真宗 大谷派も、れっきとした浄土真宗の宗派の1つで、名前が真宗大谷派となるため、浄土真宗とイコールで考えない方もいるので注意してください。
特に、この大谷派と本願寺派では選ぶお仏壇が真逆と言っても良いほどに違う場合があるので特に注意が必要になります。
浄土真宗だと思っている方は、ぜひ一度、浄土真宗の宗派の何派なのかも改めて確認しておくようにしましょう。
大谷派のお仏壇選びのポイントと注意点
真宗大谷派の仏壇選びにあたって、どのお仏壇を選ぶべきだというのは原則としてはありません。
種類としてはメジャーな「モダン仏壇」「唐木仏壇」「金仏壇」の何れを選んでも何ら問題はありません。
とはいえ、やはり浄土真宗=金仏壇と考えるイメージが今も強いため、実際に金仏壇を選ぶという方は非常に多いです。
ただ、若い方などの場合は、自宅に和室が無いという方も多く、モダン仏壇を選ばれる方も最近では増えています。
お仏壇選びで、どのお仏壇を選んでも問題はありませんが、金仏壇を購入しようと考えている場合のみ、浄土真宗では注意が必要になります。
金仏壇は、本山向け・東本願寺用のお仏壇を選ぶ
基本的にお仏壇は中の祀る仏具が変わる事はあれど、宗派によってお仏壇自体が変わったりする事はありません。
ただし、金仏壇に限って言えば、浄土真宗 本願寺派と真宗 大谷派で、お仏壇の造り自体が変わり、それぞれの本山使用に合わせた造りになっているのです。
本山の宮殿に合わせて造られるため、内装の色使いや天井などの造りがそれぞれ異なります。
真宗大谷派などの東本願寺派では、宮殿は二重瓦屋根となり、外柱なども黒漆塗りの柱となります。
本願寺派では金が非常に強い印象を受けますが、大谷派では金と黒、そこに赤や朱の色が混じったデザインの色味になる事が多い金仏壇となります。
西本願寺と東本願寺では、それぞれ用意されている金仏壇の仕様が異なるため、必ず自分たち大谷派向けのお仏壇を選ぶ必要がありますので、くれぐれも注意してください。
金仏壇などではなくモダン仏壇や唐木仏壇であれば、そういった事は気にしていただかなくて大丈夫です。
最近では住宅環境に合わせて、モダン仏壇を選ぶ方も増えてきていますので、用途や環境などに合わせて、しっかり選ぶようにしましょう。
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