お仏壇を選ぶためにはまず知る事から。
金や唐木にモダンとお仏壇の種類と特徴を知っておく
お仏壇と言っても、実際には様々な種類があります。
古くからある伝統的なお仏壇から、昨今の生活習慣の変化や多様性から産まれてきたお仏壇など色々存在しています。
また、宗派によっても選ぶべき仏壇の種類が多少変わる事もあります。
ここでは、そんなお仏壇の種類について大きなくくりで分けた3タイプのお仏壇の種類を解説しておきます。
お仏壇の種類は大きく分ければ3種類
一昔前までは、大きく分けて2種類のお仏壇でした。
しかしながら、今では住まいの環境などが変わってきており、和室を作らない家など欧米様式の家も増えてきて、それらに合わせた新しいお仏壇なども出てきています。
大きく分ければ、下記の3つの種類が存在します。
- モダン仏壇
- 唐木仏壇
- 金仏壇
それでは、簡単に1つ1つの種類と特徴を見ておきましょう。
モダン仏壇(家具調仏壇・リビング仏壇)
最初にも記載したように、今の生活スタイルは欧米風になり、和室がなくフローリングのみの住宅が増えてきています。
そういった住宅でも置いて違和感のないお仏壇をという事で比較的新しいジャンルとして登場したのがこのモダン仏壇になります。
お店や人によって呼び名は実際には様々で、リビングに置きやすいという事からリビング仏壇と呼ぶ人もいれば、家具に似ているから家具調仏壇という人もいれば、今風のデザインだから現代風仏壇と呼ぶ方もいます。
(余談ですが現代仏壇は1つの仏壇ブランドでそれと別に表記するため現代“風”仏壇と呼ばれています。)
主な特徴はデザインが非常に自由で名前の通り扉を閉めれば家具のように見えますしリビングに置いても違和感なく設置できるデザイン性の高さが人気です。
実際に今のお仏壇業界では売れ筋となっているのがこのモダン仏壇になっています。
宗派によって選ぶ選ばないというのはなく全宗派で選んで問題ありません。
唐木仏壇(伝統型仏壇)
名前の通り「唐木」の木材を使用したお仏壇になります。
黒檀、紫檀、鉄刀木、欅、桑など天然木材を使用し木目の美しいお仏壇となります。
使う木材によって値段も非常に高級で高価なものなどもあり、希少木材の屋久杉などを使ったお仏壇なども存在しています。
宗派によって唐木仏壇を使う使えないといった事はなく、どの宗派でも基本的には問題なく設置して問題ありません。
金仏壇
多くの人が仏壇と聞くとこの金仏壇をイメージする事が多いです。
というのも、実家や田舎の祖父母の家にお仏壇があったという方で、このタイプのお仏壇を見ていたという方も多くいてその記憶が強く残っているのだと思います。
全体的に黒の漆塗りで仕上げており、内部には金箔や金粉などで、名前の通り金のお仏壇に仕上げたものになります。
非常に華やかで荘厳さがあるお仏壇で、様々な装飾が施され、まさに日本の伝統技術が施されたお仏壇となっており、主に浄土真宗系の宗派で使われるお仏壇になり、他に浄土宗でも一部使われますが、それ以外の宗派では基本的には選ばれる事はあまりありません。
その他の新型系のお仏壇
大きなくくりで分ければ上記の3つの仏壇になります。
実際、ほとんどの販売店でも、モダン仏壇、唐木仏壇のコーナーに、浄土真宗系に対応しているお店なら金仏壇を置くというのが一般的です。
ただ、現代の生活スタイルなどは多様性が広がりそれに合わせたお仏壇も色々なジャンルが登場してきています。
まだまだ数や規模としては少数派ではありますが、下記のような種類も登場してきています。
- 壁掛け式のお仏壇
- 家具などとセットのユニット仏壇
- 角に設置する三角仏壇
- 注文住宅などで使われるハメ込み仏壇
- 持ち運び可能なポータブル仏壇
- ペット用のお仏壇
もちろん、上記のタイプも大きなくくりで言えば、唐木を使ったお仏壇で唐木仏壇になりますし、今風という事でモダン仏壇にもなりますが、細かくわけていけばこういったミニジャンルの種類も存在しています。
昔ながらの伝統的なお仏壇から今に合わせた仏壇まで今では非常に幅広いお仏壇が存在しています。
お仏壇選びは、まずどのお仏壇のタイプにするのかというのと、宗派として問題ないかなども合わせて考えて、お仏壇選びをしていくようにしましょう。
もちろん、どのお仏壇が良くてどのお仏壇がダメといったものはありませんので家族の方と相談しながら決めていくようにしましょう。
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