浄土宗、真言宗、天台宗、臨済宗、日蓮宗、曹洞宗など
それぞれの宗派によって位牌の選び方や買い方の違い
お位牌を選ぶ際には色々な選び方があります。
ですが、一番多くお問い合わせをいただくものとしては、位牌をどう選べば良いかではなく、自分は○○宗ですが位牌を選ぶのに何か決まりはありますか?という点になります。
簡単に結論だけを言えば、位牌そのものを選ぶ時には宗派というのは基本的に浄土真宗でなければ、その他の宗派であれば位牌のそのものの選び方は気にする必要性はありません。
位牌のデザインや形を選ぶ時に特に決まりはありません
人間不思議なもので、なんでも自由に選んで良いよと言われると、逆に選びにくいとも言われています。
ですが、位牌に関しては宗派においてこう選ばなければいけないといったルールは特に存在しません。
浄土真宗系では位牌を使わないというのが昔からのルールとしてありますが、今回ご紹介しているように、「浄土宗」「真言宗」「天台宗」「臨済宗」「日蓮宗」「曹洞宗」などの場合は、決まりはありません。
すなわち、塗位牌でも唐木位牌でもモダン位牌でもどのデザインを選んでも良いですし、春日型でも勝美型でも、角切型でも猫丸型でも千倉型でもどれを選んでも大丈夫です。
もちろん、複数の位牌をまとめたりする回出位牌などの場合も特にどの回出位牌にしなければいけないといった事はありません。
故人の性格や好み、お仏壇や予算と合わせて選ぶのが一般的
とはいえ、自由すぎるとそれはそれで選べないという方も多くいます。
実際、たくさん種類がある中から、好きなものを選んでいいですよと言われても、なかなか「そうはいってもねぇ…」というお客様も多かったです。
ですから、そういった方にアドバイスをするとするなら、選び方の基準はこの3つになります。
- 故人の好みや性格などに合うか
- お仏壇があるなら合うか
- そもそもの予算
位牌は種類や型が色々あります。
それぞれに意味などがありますが、それらが故人と合うかとうかを1つの考えとしてはどうでしょうか。
例えばシンプルな事が好みの方に、豪華絢爛な位牌は合いませんし、逆に派手な事が大好きだった方にシンプルデザインは合いません。
といったように、故人の生前の好みや性格に合わせて選ぶと良いでしょう。
また、お仏壇を家に安置する場合、それらと合うかどうかも考えてみましょう。
例えばお仏壇がシンプルなお仏壇に、金の装飾が多く施された高価な位牌は少し浮いてしまう感があります。
他にも、予算はある程度決まっていると思いますので、それに合わせて選ぶというのがおすすめです。
宗派によって特にどう選ばなければならないという事はありませんので、だいたいはこの3つの事を基準として考えて選んでいけば、自ずと最適な位牌が見つかりますし、よく私個人がおすすめしている位牌の選び方となりますので参考にしてみてください。
位牌で宗派を気にする時は入れる文字の梵字
位牌そのものを選ぶ時には、宗派によって違いはありません。
ですが、1つ注意しておく必要があるのは、位牌を買った後に戒名などを彫ったりしますが、その名入れに関してです。
位牌への名入れの入れ方は色々あります。
戒名を授かりそれを入れる場合もあれば、戒名ではなくそのまま名前をを入れ霊位と記載する場合などもあります。
この時に戒名を入れる場合、戒名の最初に梵字を入れる場合があります。
梵字を入れる・入れないというのは戒名を授かる寺院によって指示されますので、その点だけ要注意です。
宗派によって梵字の文字が異なります。
位牌を購入する際には宗派によって特に何かという決まりはありませんが、戒名入れをする時に梵字を入れるという場合のみ、しっかり注意するようにしましょう。
それ以外は特に最初から書いてきている通り、浄土真宗でないなら位牌の選び方に決まりはありませんので、長く安置するものにもなりますから、しっかり選ぶようにしましょう。
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