ロウソクや線香で火や灰を取り扱うからこそ、
経机や膳引用に防炎加工済みの掛け・敷きを使う
以前に経机に関する解説を行いました。
その経机ですが、上置き仏壇などの小型仏壇を置くご家庭ではあまり使われないかもしれませんが、大型仏壇を置くご家庭では使っているという方も多いかと思います。
そんな経机ですが、実際には経机や御供机を単品で購入するのではなく、安心・安全のためにも一緒に経机用の防炎加工された経机掛けを合わせるのがおすすめです。
地震などの万が一のため。火や灰から火事を防ぐ
仏壇に仏具を置き、ご飯を持って、ロウソクや線香に火を灯してと毎日のお参りなどをしている方は多くいらっしゃいます。
この時、1つだけ気をつけていかなければならないのが、「火を扱う」という点です。
ロウソクや線香に火を付けるという事は、悪く言ってしまえば、火事の恐れが少なからずあるという事です。
特に、ここ日本は地震大国でもあります。
小さな地震で仏壇などはびくともしなかったとしても、置いているロウソクや線香が下に落ちてしまうといった事は十分にあり得ます。
そのためにも、しっかりと予防しておく必要があります。
今ではサイズも柄も豊富に安く用意されています
仏具の経机用のマットは、一般的に経机掛けと呼ばれたり、経机敷きと呼ばれています。
多くは、火を取り扱うという事もあって、防炎加工が施されていますが、必ず防炎加工がされているかは事前に確認しておきましょう。
経机掛け・経机敷きというのは、その名前の通り経机の天台の上に敷くマットで、火立てに置くロウソクや、香炉に立てた線香の灰が落ちたとしても仏壇を焦がしたり、火事にならないように守るための仏具で今となっては必須と言っても過言ではありません。
防炎加工がされていないと、布製になるため、ロウソクが倒れたり、線香の灰が落ちた事でより燃えやすくなってしまう恐れがありますので防炎加工は必須になります。
経机掛けには、それぞれの経机の型に合わせて用意されていますので、それぞれの経机に合ったサイズを選べば問題ありません。
多くが、唐木型、中京型、若葉型と3種にわかれます。
唐木型がいわゆる一般的な経机タイプで、中京型は金仏壇用の塗型の経机、若葉型は金仏壇の装飾の派手な金・朱の経机用になります。
モダンタイプは最近出てきたため、モダン用の経机掛けなどはあまり見かけませんので、唐木型でサイズを調整して購入すれば特に問題はありません。
経机掛け・敷きは経机の天台の傷予防にもなる
経机は多くが木製になります。
木製のため、少し尖ったものでこすったりすれば、当然ながらすぐにスリ傷が付いてしまいます。
そして、仏具には以前にも書いたように、真鍮製があったりします。
- PC/プラスチック・陶器・真鍮・アルミ・木製など仏具の素材や材質について
- 仏具に関しては一言で表す事が難しいほどに種類がたくさんあります。 代表的な具足関連の仏具だけでも、十数種類にもわかれ、そこに細かな仏具を入れ …
真鍮製の仏具をそのまま置いて、少し配置をずらそうと持ち上げずに移動をしてしまえば、当然真鍮製のため、経机に傷を付けてしまう事になりかねません。
経机掛けを経机に敷く事は、火事などの予防だけでなく、こういったせっかく買った仏具に傷を付けてしまうといった事の予防にもなります。
経机掛けは経机専用というわけではない!できるなら膳引きにも
経机掛けという名前の仏具になるため、つい経机専用という思い込みをしてしまいがちです。
ですが、経机用というだけで、専用なわけではありません。
そのため、管理人的には経机だけでなく、同じように膳引きにも置く事をオススメしています。
膳引きも、経机と同様にスライドさせて多くの仏具を置きますし、場合によっては火立や香炉を置くことも多いです。
特に上置仏壇などの小型タイプのお仏壇の場合は、経机を持たずに膳引きに仏具を祀る事が多いですから、膳引きに傷が付きやすくなりますし、万が一にロウソクが倒れたり、線香の灰が落ちた場合の火事の危険性などもあります。
そのため、経机だけではなく膳引きなどのも掛け・敷きを置いておくと安心です。
経机ではなく膳引きに置く場合は、少し薄目の記事にしたほうが、安定感もありおすすめです。
せっかくの仏具ですから大切に使い、万が一の火事や傷が付く事のないよう予防し安心安全に使っていけるように、経机掛け・敷きを忘れる事無く用意しておきましょう。
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