実はあるようでないのが、お仏壇の相場。
一般的な仏壇の価格や購入金額の目安のまとめ
お仏壇と言えば、実際に名前や形は知ってるけれど、意味や詳細は知らないという代表の1つと言えるかもしれません。
そして、多くの人にとって仏壇はタブーに近いものであり、買う時には高い買い物と思う傾向が強いです。
しかしながら、この状況ですと、いざ自分がお仏壇を買う立場になったとき、非常に困ってしまいます。
お仏壇ってどこで買えば良いのか、何をどういう基準で選べば良いのか、購入してみようと思った時に大いに悩んでしまいます。
お仏壇に限った話ではありませんが、人は誰しも、何かを買う時には当然安く済ませたいものです。
特に今ではネットで簡単に調べられるため、その市場の価格帯などを知って、高いのか安いのかを判断する方も多いと思います。
ただ、お仏壇に関しては普段の日常生活の中では、あまり接する機会がありません。
そのため、お仏壇の相場や平均的な価格などがわからない!と嘆く方も多く、そういう疑問も多く寄せられます。
そんな事もあり、ここでは相場や価格が気になる!という方向けに、お仏壇の相場や平均価格などを見て行きたいと思います。
実はこんなに違う事も?ネットと実店舗の価格の違い
いきなり戸惑わせてしまうことを書いてしまいますが、お仏壇の相場や目安に関して、○○円という価格を出すことは非常に難しいのです。
例えば、これが食品などの場合、野菜であれば○○は1個当たり○○円くらいが相場といった感じで出せるのかもしれませんが、お仏壇はそう簡単に相場がいくらというのが難しくなります。
まず1つ言えるのが、ネット専売でやっている店と、駅前などに店舗を構えてやっている店ではやはり価格帯が違う傾向にあります。
ネット専売の方が価格は安くなる傾向が強い
当然お店がお仏壇を売ろうと思った場合、お仏壇の商品意外にも様々なコストがかかります。
しかしながら、ネット専売ですと、そういった人件費や仏壇を置く場所代など、様々なコストが低く運営することができます。
ネットの方が人件費、物件賃貸費などはかかりませんからその分だけ販売価格を抑えることが可能になります。
だいたいの参考目安としては、ネット専売と実際の仏壇店ですと、2割~3割ほど値段が違うものが多くあります。
また、ネットの事をよく知らないような、昔ながらの仏壇店などの場合、商品によっては倍以上の値段差がある場合も。
とはいえ、実店舗なら見て触って感触などを確かめて買えますし、店員さんと色々相談したり聞いたりも可能ですが、ネットはできても電話での相談で実物を見ながらというのが出来ないのが少し残念なところです。
最近では、家電製品のように、店舗で見てネットで買うという実店舗泣かせのお客様も増えてきているのも世の中の流れといったところでしょうか。
おおまかな相場は、仏壇の種類とタイプによって分けられます
実はお仏壇というのは、いわゆるランク的なものがあります。
使っている木材、サイズ、その特徴、木材をどう使っているか(練り方など)によって大きく変わってきます。
サイズ感は大きく分けて、小型と大型の2タイプ
ざっくりと大きく分けて、お仏壇のサイズはまず2つに分けられる事が多いです。
- 上置き仏壇・ミニ仏壇
- 台付き仏壇・床置き仏壇
上置き、ミニ仏壇というのは、いわゆるコンパクトなサイズのお仏壇です。
名前の通り、棚などの上に置くお仏壇で、床に直接置くものではないサイズになります。
主に、小さい部屋やマンションなどでお仏壇を置くスペースがあまりない住環境の方に選ばれやすい傾向にあります。
一方で、台付き仏壇や床置き仏壇は、その名の通り、お仏壇本体の下に専用の台が付いていて、床に直接置くタイプのお仏壇になります。
仏間に置くタイプや仏壇を置く部屋などがある場合は、多くがこちらを選ぶ形になると思います。
もちろん、これらの中にそれぞれサイズがありますが、ざっくりと分けた場合、この床に置くタイプ(台付き仏壇、床置き仏壇)か、棚などの上に置くタイプ(上置き仏壇、ミニ仏壇)かに分けられます。
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質に関しては、材質と工法を確認
一方、質に関して見るべきところは、ざっくり言えば2つになります。
- 材質(木材・使われているもの)
- 加工(その木材をどういう作りで作ったか)
材質というのは、お仏壇は木材で出来ているため、その木材の質になります。
よく聞いた事のある木材の名前(ウォールナット、ナラ、タモなど)を使う事もあれば、MDFと呼ばれる木材チップを使ってコストを抑えるタイプもあります。
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当然、天然の木材を使う方が価格は高くなり、木材チップを使う方が安くなる傾向が強いです。
そして工法というのは、簡単に言えばそれらの木材をどう仕上げるかということになります。
- プリント貼り付
- 薄板貼り(突き板)
- 厚板貼り(前練り)
- ○方厚板貼り(○方練り)
- 無垢
となり、下に行けば行くほど価値が高くなります。
○方というのは、2~4の数字が入り、数字が多ければ多いほど高級になります。
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これらの材質と工法によって、価格は大きく変わります。
とにかく安く買いたいという場合は、MDFと呼ばれる材質に、木目のプリントを貼ったタイプが安くなります。
逆に高級仏壇を買いたいという場合は、しっかりとした天然木材を使い、四方練や三方練の加工が施された仏壇を探すことで見つけられます。
サイズと材質や加工から見るお仏壇の目安価格
先ほど書いたように、お仏壇の値段は「材質」と「加工」で大きく変わります。
もちろん、同じ材質と加工方法でも、デザインや機能性などによっても変わってきます。
しかしながら、デザインの見た目や機能性などは、多くは見たまま、デザインが凝っていれば高くなりますし、機能性が豊富であればその分だけコストに反映されていると考えて問題ありません。
そういうところを加味して、だいたいの相場観で言えば、以下の通りではないかと管理人は考えています。
ネット通販のお店なら下記の価格、実店舗なら下記の価格に1.5倍~2倍ほどすると考えておけば良いのではないでしょうか。
上置きタイプの調プリントタイプのお仏壇
- 12号~14号サイズで3万円~5万円
- 14号~16号サイズで4万円~6万円
- 16号~18号サイズで5万円~8万円
- 18号~20号サイズで6万円~10万円
- 23号サイズ~で8万~15万
上置きタイプの天然木材のお仏壇
- 12号~14号サイズで4万円~8万円
- 14号~16号サイズで5万円~10万円
- 16号~18号サイズで6万円~12万円
- 18号~20号サイズで8万円~15万円
- 23号サイズ~で10万円~20万円
天然木材は、天然木材でも使う部位などによって変わるため、価格の幅が大きくなりがちです。
また、天然木材を使っていても、先ほど書いたように、その加工・使い方で変わります。
薄板貼り(突き板)が安い傾向があり、厚板貼り(前練り)が高くなる傾向にあり、さらに、厚板貼りの場合は、1方なのか、2方厚板、3方厚板、4方厚板といわゆる昔で言う「練り」が入ってくると、さらに高品質になるため、価格がプラスされる傾向にあります。
台付き仏壇の調プリントタイプのお仏壇
- 30号~35号サイズで7万円~15万円
- 35号~40号サイズで8万円~16万円
- 40号~45号サイズで10万円~18万円
- 45号~50号サイズで12万円~20万円
- 53号サイズ~で15万円~25万円
台付き仏壇の天然木材を使ったお仏壇
- 30号~35号サイズで15万円~25万円
- 35号~40号サイズで20万円~35万円
- 40号~45号サイズで25万円~40万円
- 45号~50号サイズで30万円~45万円
- 53号サイズ~で35万円~50万円
もちろん、それぞれのお仏壇に色々な特徴があり、彫りを入れていたり、象嵌や何かのモチーフを彫ったりなどがあれば、価格は少し上がっていきます。
また、各お店などによっては在庫次第で安売りを仕掛けたり、お盆やお彼岸、各社の決算、年末年始などのいわゆるシーズンなどでは価格も変わることが多いです。
上記価格は目安となる相場であって、絶対でもないため、あくまでも目安の1つとして考えてもらえればと思います。
まとめ
お仏壇をいざ買おうと思うと、これは高いのか、安いのかがわからないという声が多いです。
実際、お仏壇の値段は中で携わったから今だからこそわかりますが、最初の頃は実物を見ても、何でこんなに価格差があるんだろう?とわからなかったものでした。
ある意味、お仏壇は見ただけで価格がわからないものの代表格の1つかもしれません。
そんな中で、相場や目安となると、ピンキリとなってしまうためなんとも言えないですが、もし自分が買うなら…と思った点で書いています。
今では仏壇も多様化が進み、モダン・唐木と多く出てきていますが、仏壇の安め木材の外国製なら、10万未満が相場です。
金仏壇なら、もう少し上がり20万未満が相場といった感じでしょうか。
天然木材などの素材や加工にこだわると、おおよそ1.5倍~2倍程の金額になり、専用の台が付いてるお仏壇も倍の金額と考えておけば、だいたいぼったくられたりする事は無いかなと思います。
ネットが発達してからは、お仏壇業界も色々と変革を遂げています。
今まではブラックボックス化されていたお仏壇業界も、ネットの登場とともに情報が少しずつ公開されるようになってきました。
それに伴い、今までいわゆるぼったくりに近かったお仏壇の価格も、適正で正常な価格になってきています。
もしこのお仏壇が良いと思ったんだけど、どう?という事があれば、材質やサイズ、そういった情報を書いてお気軽にお問い合わせください!
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