仏具店や通販で同じ名前の仏具でも
実はデザインや価格や材質が違う事もある??

  • 2017.09.05
  • 2018.09.13

仏具

今の仏壇仏具業界において仏壇もそうですが、仏具の種類は、もはや把握できない程の種類があります。

特に最近は、モダン系の仏壇が登場した事で、そのモダン仏壇に合わせやすいモダン仏具が登場してきた事もあり、昔の伝統系の仏具とモダン仏具という2種類の仏具で新シリーズが登場したりと数が膨大になりつつあります。

そんな仏具においては、いわゆる仏具の「ブランド」として特定の名称が付いている仏具などもあります。

多くの仏具は基本的にしっかりとした名称があまりありません。
花鳥型といったような、花と鳥が彫られているから花鳥型といったような仏具も多いです。

逆に、製造メーカーが力を入れて作り、ある程度人気を得て定番化したものなどは、名称がブランド化していき、その名称として仏具が売られるようになります。

こういったブランド化した仏具は人気も高く質も良いのですが少し注意があるのでまとめてみました。

同じ名称でも同じ仏具とは限らない?

まず、これは仏具に限った事ではありませんが、今の世の中、売れているものと分かるととにもかくにもいわゆる「パクリ」製品というものが登場します。

ひとめ見て分かるような品であれば良いのですが、コピー品のような似せて作られているものなどですと、名称だけで選んでいると当然気付かないまま買ってしまっているという事すらあり得ます。

製造メーカーや製造国などを確認

多くブランド化した仏具などは、名称とともに、製造メーカーや国、どこで作っている仏具かといったいわゆるストーリーもしっかりと作られています。

例えば、仏具の国産と言えば「高岡」と言われるほど日本における仏具では信頼性の高い仏具の生産地になります。

高岡とは富山県にある高岡市で、この地域一帯が銅器の製造などで有名な事もあり、仏具を作る拠点として、今の日本では国産の高岡仏具として根強い人気があります。

とはいえ、一般人からしてみれば全くもって知らない情報です。
そのためよほどの仏壇が好きといった方でない限りは知らないかと思いますので、気になる方は確認しておくと良いかもしれません。

名の付く仏具は確認しておくのが吉

そんな高岡仏具関連で特に人気が高いものは、仏具そのものに名称が付いているものがあります。

おそらく今、日本で一番有名な仏具では?と思うものに「チェリン」という仏具があります。
これは、製造の瀬尾製作所株式会社というところが、しっかりと商標も持っているオリジナル商品です。

ただ、この商品はいろいろな仏具の問屋などに卸されていて、今や日本の仏壇仏具店ならどこでも見かけるといっても良いほど取り扱われています。

が、たまにこれも粗悪品が紛れている事もあるようで、パクッたような見た目だけ似せた偽物もあるようですので、注意が必要です。

同じように、チェリンと人気を分けるほど人気があるのが「たまゆらリン」と呼ばれる仏具があります。

これは逆に商標なども取られておらず、扱うメーカーなどによってかなりバラバラです。
色にバリエーションがあったり、リン台の形が違っていたり、リン棒が違っていたりと本当に多種多様存在します。

ただし、どの仏具店でも名称は「たまゆらりん」となります。

店舗によって同じ「たまゆらりん」でも、かなり商品は異なります。
おりん自体の形はほとんど似ているのですが、リン台やリン棒、カラーやサイズなどが異なるため要注意です。

価格が安すぎるものには要注意?

こういった仏具の名称が付くものには、多くが「国産仏具」となります。
今では仏壇も仏具も多くが外国での製造になっていますが、その中でも国産や日本製といったものは存在します。

お仏壇の国産や日本製は少し注意も必要なのでコチラの記事も合わせて読んでおきましょう。

お仏壇の国産と外国産。国産や日本製の定義はどう決められているのか
仏壇に限った事ではありませんが、私たち日本人は、Made in Japan = 高品質というイメージを持っています。 今では外国産も非常に …

仏具の国産はまず間違い無く皆さんが思う国産で相違ないのですが、仏具店を見ていると、価格差が倍以上違うといった事が存在します。

A店では、同じ仏具名が例えば15,000円なのに、B店では7,000円で売られていたりします。

これが、外国製の仏具なら元値がかなり安かったりするため、十分ありえます。
ですが、日本製の国産仏具となると、日本で職人達が作るという事もあり、もともとの仕入れ値が割と高くなります。

これは仏壇仏具に限った事ではありませんが、外国産のものより日本製のほうが値段が高いというのは多くの分野で共通かと思います。

仏具もこれと同じですが、明らかに値段が安すぎる場合は、国産と書かれてあっても少し注意が必要です。
場合によっては、販売店も知らないうちに、変な商品を卸されている可能性が無くもないからです。

あまりに国産仏具で安すぎる場合は、逆にどこ製造なのかなど、しっかりと確認するようにしましょう。

まとめ:同じ名称仏具でも1つとは限らないので少し注意を

細かい話をすると、仏壇業界ではあまり商標であったりなど、そういった権利関連がしっかりしていません。

そのため、仏壇も同様ですが、仏具も全然違う商品で同じ名前が付けられたりしています。

場合によっては名前があまりなく、クリスタル素材だから、「クリスタル」と付けていたりといった場合もあります。
特に仏具セットなどが顕著で、こういった事はよく見られます。

ネットや実店舗で調べたりして、この仏具が良かったからこれにしよう!と別の店舗やネット通販で調べてみると、あれ?なんか違うといった事があります。

調べる時は、名前と価格とデザインなどをしっかりとスマホなどで写真を撮っておき、改めて確認できるようにしておきましょう。

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  • 公開日:2017.09.05
  • 更新日:2018.09.13

カテゴリ:仏具

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